2009.10.31 Saturday
まさかの遭難?
夜中の3時半、私達はは大変な状況の中にいた
その晩、12時ころをまわると、テントからはみんなのいびきが聞こえはじめ、山の向こう側から、じりじりと近づいてきた雷は私達のテントのまわりにやってきて豪雨をふらせた。
都会にいても雷だけはきらいなのに、こんなところで経験する雷は、生きた心地がしない特別なものだった。
私は、怖くてトイレをずっと我慢していた。
体力的にも、精神的にもクタクタだったけど、なぜかその日、寝てはいけないような気がしてた。
ようやく雨が少しやんできた夜中の3時ころ、電池が切れてしまった懐中電灯の電池を入れ替え、ひとり、テントから抜け出てテントの近くでトイレをすませる。
テントの外は、真っ暗闇だったので、周りの風景は何も見えなかったが、ふいに、自分たちのはいてきた靴やブーツがこの雨で、川に流れてしまっていないか心配になった。
長靴をとりに、川のほうへ向かおうとして、自分の目をうたがう光景がそこにはあった。
川は、増水し、川幅を広げ、茶色に濁った水が、私達のテントの数センチ横を流れていた。
日中穏やかだったアマゾン川が大反乱を起こしていた。
急いで、ガイドやスタッフタ達のテントを叩きながら起こす。
「ゲット、アップ!ゲットアップ!ウィーアープロブレム!」
その声で異変にきずいたみんなが起きてくるなり、あわてて、テントを水から引き上げる。
私達がテントを張って寝ていた場所は、あっという間に茶色に濁ったアマゾンの川になっていった。
もちろん、私達の靴や長靴は、すっかり川に流されてしまってなくなっていた。
「川は増水してあぶないから、ジャングルの中に入ろうよ。」
そこは岸辺よりも少し高くなっていた。
私は、無事だったビーサンを履くと、ジャングルの中にかけあがる。
土はツルツルした泥みたいで、はだしだから、うまくのぼれない。
それでも、草木によじのぼると、そこに待機した。
はだしだったので、沢山の虫に刺されたし、懐中電灯の明かりには虫たちがたくさん寄ってくる。
もし、また水が増水してきたときのためのルートを探してみたけれども、いい場所がみあたらなかった。
ジャングルの中でさえも、きっと増水によって倒れた木や流された草のあとがあったから、可能性的には、ここまで水が達する場合もあると思うと恐ろしくなった。
昨晩何かが、心配で眠れなかったにはこのせいかも知れない。
ジャングルの茂みにしゃがみこみながら、川がもとに戻るのと、生きて帰れるのを願う。
2009.10.30 Friday
焚き火での話
夜、焚き火の周りにみんなが集まり、ガイドのサウルから話を聞く。
ピラミッドは全部で7つあるということ。
3つは下4つはその上の段に、100メートルの間隔でたっていることを聞いた。
発見されたのは15年前。
多分そのときはピラミッドの地下通路やピラミッドの頂上にのぼれたけど、今は政府が管理しているから、行って見ないとわからないそうだ。
そして、このもう少し先の上流に、すごく魚のつれるポイントがあって、そこでサウルが体験した話を聞いた。
(サウルの話。)
彼はその日、そこで大量に魚を釣っていた。
次からつぎへと釣れるもんだから、釣れた魚を後ろへ、投げていた。
すると、しばらくして、サウルの背中をだれかが、ポンポンと叩いた。
振り返るとそこにはなんとジャガー!
サウルの投げていた魚をかたっぱしから食べていたらしく、もっとくれと、さいそくしにきたらしい。
びっくりして、サウルは、もっていたピストルで音をならすと、ジャガーはにげていった。
魚をあげていたから、襲われなかったらしい。
。。。と作り話なのかなんなのか、こんな状況でそんな話を普通にするサウル。
それを聞いてか、私はテントの中でその夜ぜんぜん眠れなかった。
「なぜ今、猟銃を持ってこなかったんだよ。」
「獣が来たらどうするんだ?」
テントの隙間から、遠くの山の向こうで光る稲妻を眺めていた。
ジャングルの夜が怖いのか、ジャガーの話が怖かったのか、暗闇の中、不安の波が押し寄せてくる。。。
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2009.10.29 Thursday
あっという間に夜がきて。。。
5時間もアマゾンを歩きヘトヘトになって私たちは、今日キャンプを張るにちょうどよい川辺の広場を見つけた。
シェフが夕食の準備を始め、日が沈むとあたりはあっという間に暗くなり出す。
ここがリゾートの高級ホテルなんかだったら別なのだけど、自然との境界線のない、夜のアマゾンは、鳥の鳴く声やなにか動物の叫ぶ声が悲鳴のようにが響きわたりすごく不気味なのだ。
私は、持ってきたトウモロコシや、この旅であつめたハーブなどを焚いて、この土地のスピリット達に祈りを捧げる。
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ロウソクの光で、地中に眠っていた羽の生えた不思議な虫たちが、一斉に飛び立っていった。
そして夕食
魚を釣り始めた男性陣は、それを揚げておいしそうに食べた。
アマゾンの寄生虫でおなかを壊すわけにはいかなかった私達は、
「ベジタリアンです!」
といってシェフにトマトソースパスタを作ってもらう。
シェフが夕食の準備を始め、日が沈むとあたりはあっという間に暗くなり出す。
ここがリゾートの高級ホテルなんかだったら別なのだけど、自然との境界線のない、夜のアマゾンは、鳥の鳴く声やなにか動物の叫ぶ声が悲鳴のようにが響きわたりすごく不気味なのだ。
私は、持ってきたトウモロコシや、この旅であつめたハーブなどを焚いて、この土地のスピリット達に祈りを捧げる。
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ロウソクの光で、地中に眠っていた羽の生えた不思議な虫たちが、一斉に飛び立っていった。
そして夕食
魚を釣り始めた男性陣は、それを揚げておいしそうに食べた。
アマゾンの寄生虫でおなかを壊すわけにはいかなかった私達は、
「ベジタリアンです!」
といってシェフにトマトソースパスタを作ってもらう。
2009.10.28 Wednesday
流されてきたメッセージ
昔は、その場所へたどり着くのに20日かかった。
けど今はこのアマゾン川を登ってゆくトレイルで行けば2日。
だけど、このスピードだと、あと15時間はアマゾン川の中をあるかなければならないということに気づく。
それでも途中、なん百年もかけて少しずつピラミッドのある上流から流されてきた大きな石に描かれたメッセージに出会うことができた。
それには、人工的に描いたマークや、顔、動物モチーフの絵が掘り込まれていた。
石に刻まれた何かの文字
けど今はこのアマゾン川を登ってゆくトレイルで行けば2日。
だけど、このスピードだと、あと15時間はアマゾン川の中をあるかなければならないということに気づく。
それでも途中、なん百年もかけて少しずつピラミッドのある上流から流されてきた大きな石に描かれたメッセージに出会うことができた。
それには、人工的に描いたマークや、顔、動物モチーフの絵が掘り込まれていた。
石に刻まれた何かの文字
2009.10.27 Tuesday
アマゾンを進む。
最初の話では、サンタクルスの川の中間地点までボートで上り、そこから6時間ほど川にそってトレイルを歩くと、ピラミッドの場所にたどり着く話だったが。。。
私たちは2時間ほど、倒れた大きな木々を綱渡りしたり、よじ登ったり、、沼や、ぬかるんだ道を歩き、サンタクルスの川に出た。
川の水はにごって茶色になっていた。
ちなみに、ジャングルの川にはピラニアやワニも生息するらしいのに
どうやらここには、ボートなどはなく、自力で川の中をザブザブ歩いて進んでいくしかないという。
地元ジャングルのガイド、サウルが、重い荷物を頭に乗せると、その川の中をなれたようにしてどんどん進んでいく。
私達も、その後を追う。
水位は、胸の位置まで上ってきた。
私は自分のリュックが水につからないよう持ち上げながら進んだ。
やがて、長靴はすっかり水につかり、泥水が中にはいってくる。
塗れた長靴で歩くため、私の足の裏には、直径2センチほどの大きなマメができ、そしてその皮がペロンとはがれてしまっていたが、その日、5時間ほどアマゾンの川を進んだ。
私たちは2時間ほど、倒れた大きな木々を綱渡りしたり、よじ登ったり、、沼や、ぬかるんだ道を歩き、サンタクルスの川に出た。
川の水はにごって茶色になっていた。
ちなみに、ジャングルの川にはピラニアやワニも生息するらしいのに
どうやらここには、ボートなどはなく、自力で川の中をザブザブ歩いて進んでいくしかないという。
地元ジャングルのガイド、サウルが、重い荷物を頭に乗せると、その川の中をなれたようにしてどんどん進んでいく。
私達も、その後を追う。
水位は、胸の位置まで上ってきた。
私は自分のリュックが水につからないよう持ち上げながら進んだ。
やがて、長靴はすっかり水につかり、泥水が中にはいってくる。
塗れた長靴で歩くため、私の足の裏には、直径2センチほどの大きなマメができ、そしてその皮がペロンとはがれてしまっていたが、その日、5時間ほどアマゾンの川を進んだ。
2009.10.26 Monday
ジャングルのアマゾン川
ジャングルの奥地にある、7つのピラミッドを求めて、私たちはマヌーのジャングルの奥地に向け出発した。
クスコから12時間くらいバスに乗り込み、ピルコパタと言う町につく。そこからさらに北へ1時間半、サルベーションという町で一泊した。
ここにはサンタクルスという川があり、ここの上流に7つのピラミッドがあって、そのピラミッドの地下に巨大な地下通路があるという噂だった。
門がまえや、地下通路の作りからここにもインカ帝国があったのではないかと言われているらしいが、いまのところまだペルー政府はそれをみとめていなくて、調査チームが調査中とのこと。
私達はこの村で遺跡の道に詳しい2人の地元ガイドと合流した。
サウル。2ヶ月前にもフランスのチームのピラミッドへのガイドをこなしたばかり。
その弟、ジャスマニ
15歳。たまたま学校が休みなので同行してくれた。
そして、料理係のシェフ、フリオ 。
野菜から料理道具一式もってこなくてもよさそうなものまで、すべて持ってきた。
彼のリュックやずた袋にはいつも重たそうな野菜が一杯入っている。
それと、スペイン語の通訳ガイドと私の友人を含めて合計6人のジャングル探検メンバーだ。
クスコから12時間くらいバスに乗り込み、ピルコパタと言う町につく。そこからさらに北へ1時間半、サルベーションという町で一泊した。
ここにはサンタクルスという川があり、ここの上流に7つのピラミッドがあって、そのピラミッドの地下に巨大な地下通路があるという噂だった。
門がまえや、地下通路の作りからここにもインカ帝国があったのではないかと言われているらしいが、いまのところまだペルー政府はそれをみとめていなくて、調査チームが調査中とのこと。
私達はこの村で遺跡の道に詳しい2人の地元ガイドと合流した。
サウル。2ヶ月前にもフランスのチームのピラミッドへのガイドをこなしたばかり。
その弟、ジャスマニ
15歳。たまたま学校が休みなので同行してくれた。
そして、料理係のシェフ、フリオ 。
野菜から料理道具一式もってこなくてもよさそうなものまで、すべて持ってきた。
彼のリュックやずた袋にはいつも重たそうな野菜が一杯入っている。
それと、スペイン語の通訳ガイドと私の友人を含めて合計6人のジャングル探検メンバーだ。
2009.10.21 Wednesday
アルパカの織物村に到着。
ジャングル行きの前に、クスコから車で3時間、標高4300メートル、アルパカの織物村にホームステイする。
クスコから一気に標高が上がったため、軽い高山病か、頭痛がしたので一眠りする。
この村は一年前に電気が通ったらしい。
キッチンで釜戸を温めてるのは、アルパカなどの乾燥ウンチ。
主食はお芋と乾燥イモ
庭に温泉があって、一度湯に漬かったら、寒くて出れない。
翌朝幻想的な光景を目にする。
朝のアルパカ達。
毛を刈る所を見せてくれるらしく、今日のカットモデルに選ばれたベビーアルパカちゃん。
アルパカの毛はフワッフワ。
30分で丸刈り!
心配そうに見守るアルパカ達
巻き毛のスペシャルアルパカや、ビクーニャ色アルパカもいる。
ベビーアルパカ100パーセントの一匹分の毛
これが紡がれて、糸になり、織り込まれる。
「これが、あの子の毛で、この色があの子の毛。。。」
ちゃんと織り目をみてどのアルパカの毛で織ったかわかるみたい。
ここから徒歩1時間半、雪山のふもと、標高4600メートルのところのグリーンレイクへ向かう。
この子が私の馬
グリーンレイクに到着!
クスコから一気に標高が上がったため、軽い高山病か、頭痛がしたので一眠りする。
この村は一年前に電気が通ったらしい。
キッチンで釜戸を温めてるのは、アルパカなどの乾燥ウンチ。
主食はお芋と乾燥イモ
庭に温泉があって、一度湯に漬かったら、寒くて出れない。
翌朝幻想的な光景を目にする。
朝のアルパカ達。
毛を刈る所を見せてくれるらしく、今日のカットモデルに選ばれたベビーアルパカちゃん。
アルパカの毛はフワッフワ。
30分で丸刈り!
心配そうに見守るアルパカ達
巻き毛のスペシャルアルパカや、ビクーニャ色アルパカもいる。
ベビーアルパカ100パーセントの一匹分の毛
これが紡がれて、糸になり、織り込まれる。
「これが、あの子の毛で、この色があの子の毛。。。」
ちゃんと織り目をみてどのアルパカの毛で織ったかわかるみたい。
ここから徒歩1時間半、雪山のふもと、標高4600メートルのところのグリーンレイクへ向かう。
この子が私の馬
グリーンレイクに到着!
2009.10.19 Monday
ジャングルに眠る7つのピラミッドの噂
それはお昼過ぎのこと。。。
クスコに滞在していた私たちは街をブラついていた。
すると。。。
たまたま目にとまった、小さな旅行会社の小さな小さな看板の一部。
その端にピラミッドらしきものが写っている。
「ペルーのジャングルにピラミッドなんてあったっけ?」
そこはクスコからバスで12時間ほど離れた南米のマヌーと呼ばれるジャングル地帯だった。
他のジャングルを扱う旅行会社を、何件か回り、このピラミッドの場所についてといあわせてみると、みんなPUSHAROの遺跡については知っているけど、ピラミッドについては知らないという。
「あなた、どこでその情報知ったの?その場所は政府の管理下にあって立ち入り禁止区域よ。」
と旅行会社の人。
ネットで調べても情報はないし、すごく気になったので再びその旅行会社へたちよる。
「どこの旅行会社もこの場所は扱ってないみたいなんですけどどうしてですか?」
すると、旅行会社のスタッフが言う。
「昔は旅行者にもオープンにしていたけど、今は政府がこの場所を閉鎖した。僕は昔、政府の機関でこのジャングルで働いていたから、このあたりに立ち入ることができるんだ。」
そのピラミッドの下には腰をまげて歩けるくらいの地下通路があるらしい。
しかも、すごく大きな地下通路らしく、それで政府が閉鎖したとの噂だった。
「私、そこに行きたいんだけど」
ピラミッドの地下はどれくらいの広さなのだろう。
未知の世界にワクワクしながら聞いてみると、
「地下の通路はずっと遠くまで続いていて、迷うとでてこれないので探検するなら、最大でも20分以内にしてほしい。」
クスコから、その場所まで3日はかかる。
ジャングルまでバスで12時間、それから川を船にのって一日。
ジャングルを歩くこと3日目にその7つのピラミッドの場所へたどり着く。
なんともアバウトな旅の日程で現地のガイドを手配してもらうと、私はジャングルへと向かった。
クスコに滞在していた私たちは街をブラついていた。
すると。。。
たまたま目にとまった、小さな旅行会社の小さな小さな看板の一部。
その端にピラミッドらしきものが写っている。
「ペルーのジャングルにピラミッドなんてあったっけ?」
そこはクスコからバスで12時間ほど離れた南米のマヌーと呼ばれるジャングル地帯だった。
他のジャングルを扱う旅行会社を、何件か回り、このピラミッドの場所についてといあわせてみると、みんなPUSHAROの遺跡については知っているけど、ピラミッドについては知らないという。
「あなた、どこでその情報知ったの?その場所は政府の管理下にあって立ち入り禁止区域よ。」
と旅行会社の人。
ネットで調べても情報はないし、すごく気になったので再びその旅行会社へたちよる。
「どこの旅行会社もこの場所は扱ってないみたいなんですけどどうしてですか?」
すると、旅行会社のスタッフが言う。
「昔は旅行者にもオープンにしていたけど、今は政府がこの場所を閉鎖した。僕は昔、政府の機関でこのジャングルで働いていたから、このあたりに立ち入ることができるんだ。」
そのピラミッドの下には腰をまげて歩けるくらいの地下通路があるらしい。
しかも、すごく大きな地下通路らしく、それで政府が閉鎖したとの噂だった。
「私、そこに行きたいんだけど」
ピラミッドの地下はどれくらいの広さなのだろう。
未知の世界にワクワクしながら聞いてみると、
「地下の通路はずっと遠くまで続いていて、迷うとでてこれないので探検するなら、最大でも20分以内にしてほしい。」
クスコから、その場所まで3日はかかる。
ジャングルまでバスで12時間、それから川を船にのって一日。
ジャングルを歩くこと3日目にその7つのピラミッドの場所へたどり着く。
なんともアバウトな旅の日程で現地のガイドを手配してもらうと、私はジャングルへと向かった。
2009.10.18 Sunday
インカ地下通路 太陽のテンプル
今日、いよいよ太陽の神殿・サンテンプルから地下へ潜る。
そう決めてから昨晩から緊張して眠れなかった。
お供え物のとうもろこしや、コカの葉、ユーカリや香と、懐中電灯と水を持ち、昨日も来た、太陽のテンプルに到着。
そこから真下の穴、深さ160センチくらいの所におりる。
そして、入り口を探すと。。。
「え?こんなに小さいの?」
穴の壁に、3つほどナチュラルな岩でできた空洞がある。
私の想像していた、石垣の作りで、とことこ歩いて通れるような通路ではない。
その一つ、這いつくばったら、頭と肩をなんとかもぐすことができるくらいのちいさな隙間。
手を穴に突っ込んでなんとか撮影したのがこれ。
穴の奥にだれかが使ったと思われるペットボトル。
この隙間に誰かはいっていったの?
そして人が這いつくばってすすんだら、なんとか通れそうな、その穴の奥は懐中電灯で照らしても、カーブしているのか、行き止まりなのかその先が見えない。
インカの地下道の入り口ってこんな狭いはずがない。
行方不明者がでたから、地下道の入り口を土砂で埋め立てられたところを誰かがほったのかもしれない。
そういえば、この穴の底には不自然なほどに、枯れ草や土砂が敷き詰められている。
そして、ここにも、地下への入り口があったのではないかと思われる、埋め立てられたあと。
リャマの生贄の儀式に使われる台のすぐ下。
残念ながら、太陽のテンプルの入り口はむり。たとえ、この隙間をはってすすんでも、ポジション的にバックしながら帰ってこれない。
昨日のジャンキーも、この穴は危険だからっていっていた理由がわかった。
太陽のテンプルで他の地下入り口を探索中、蛇のおおきな骨を見つける。
だれかが、ここでセレモニーをしたのかも?
そう思ってその全体像を見ると。。。
ここ蛇の形じゃん!
ニョロッとしたその岩の溝は大きな蛇の形を示していた。
もしかしたら!
蛇の頭の指し示す部分をまっすぐながめると、100メートルくらい先に、なにやら大きな岩の塊。
スネークテンプル!(私が命名)
インカで蛇の象徴は死後の世界を意味するそう。
頂上に登ってみると岩の隙間はおおきな大蛇のようにも見えるし、昔は間違いなくどこかへと続く通路だったに違いない。
スネークテンプルは、この周辺のモンキーテンプルや、ムーンテンプル、サンテンプルとくらべてすごく汚い。
ゴミだらけで臭いので、だれも近づかない。
だけど、ケーブの形状なんかから、きっと昔はすごく重要な場所だったし、きっとこの場所にも地下への入り口がたくさんありそうな気がした。
だけど、セレモニーに使われている形跡もあり、きっとすべてのテンプルと地下で繋がっているような気がする。
そしてその先にはクスコの町並みが広がる。
その後、昨日も訪れたムーンテンプルに向かう。
だれもいなかったので、とうもろこしやお香を捧げる。
ムーンテンプルの中でもこの満月の部屋はなにか特別。
他の場所じゃ写らないオーブ達もここではやっぱり、たくさん写る。
この台はいつもオーブだらけ。
ムーンテンプルの岩の裏手、岩の頂上にのぼって眺めると、いくつかの洞窟が見える。
どうしても気になってしょうがないから、穴という穴は徹底的に見てまわる。
そしたら、ほとんどが、セレモニー跡になっていて、そのうちの数個には小さな穴の通路(、埋め立てられたような形跡があった。
穴の大きさ
内部の様子。わかりにくいけど奥へと繋がっている
こんな洞窟がこのあたりにはいっぱい。
ただし、地面がすべるので登るのがすごく危険!
何かのセレモニー跡
その奥に細い通路
このあたり一帯は、巨大地下通路でつながっているかもしれない。
そう決めてから昨晩から緊張して眠れなかった。
お供え物のとうもろこしや、コカの葉、ユーカリや香と、懐中電灯と水を持ち、昨日も来た、太陽のテンプルに到着。
そこから真下の穴、深さ160センチくらいの所におりる。
そして、入り口を探すと。。。
「え?こんなに小さいの?」
穴の壁に、3つほどナチュラルな岩でできた空洞がある。
私の想像していた、石垣の作りで、とことこ歩いて通れるような通路ではない。
その一つ、這いつくばったら、頭と肩をなんとかもぐすことができるくらいのちいさな隙間。
手を穴に突っ込んでなんとか撮影したのがこれ。
穴の奥にだれかが使ったと思われるペットボトル。
この隙間に誰かはいっていったの?
そして人が這いつくばってすすんだら、なんとか通れそうな、その穴の奥は懐中電灯で照らしても、カーブしているのか、行き止まりなのかその先が見えない。
インカの地下道の入り口ってこんな狭いはずがない。
行方不明者がでたから、地下道の入り口を土砂で埋め立てられたところを誰かがほったのかもしれない。
そういえば、この穴の底には不自然なほどに、枯れ草や土砂が敷き詰められている。
そして、ここにも、地下への入り口があったのではないかと思われる、埋め立てられたあと。
リャマの生贄の儀式に使われる台のすぐ下。
残念ながら、太陽のテンプルの入り口はむり。たとえ、この隙間をはってすすんでも、ポジション的にバックしながら帰ってこれない。
昨日のジャンキーも、この穴は危険だからっていっていた理由がわかった。
太陽のテンプルで他の地下入り口を探索中、蛇のおおきな骨を見つける。
だれかが、ここでセレモニーをしたのかも?
そう思ってその全体像を見ると。。。
ここ蛇の形じゃん!
ニョロッとしたその岩の溝は大きな蛇の形を示していた。
もしかしたら!
蛇の頭の指し示す部分をまっすぐながめると、100メートルくらい先に、なにやら大きな岩の塊。
スネークテンプル!(私が命名)
インカで蛇の象徴は死後の世界を意味するそう。
頂上に登ってみると岩の隙間はおおきな大蛇のようにも見えるし、昔は間違いなくどこかへと続く通路だったに違いない。
スネークテンプルは、この周辺のモンキーテンプルや、ムーンテンプル、サンテンプルとくらべてすごく汚い。
ゴミだらけで臭いので、だれも近づかない。
だけど、ケーブの形状なんかから、きっと昔はすごく重要な場所だったし、きっとこの場所にも地下への入り口がたくさんありそうな気がした。
だけど、セレモニーに使われている形跡もあり、きっとすべてのテンプルと地下で繋がっているような気がする。
そしてその先にはクスコの町並みが広がる。
その後、昨日も訪れたムーンテンプルに向かう。
だれもいなかったので、とうもろこしやお香を捧げる。
ムーンテンプルの中でもこの満月の部屋はなにか特別。
他の場所じゃ写らないオーブ達もここではやっぱり、たくさん写る。
この台はいつもオーブだらけ。
ムーンテンプルの岩の裏手、岩の頂上にのぼって眺めると、いくつかの洞窟が見える。
どうしても気になってしょうがないから、穴という穴は徹底的に見てまわる。
そしたら、ほとんどが、セレモニー跡になっていて、そのうちの数個には小さな穴の通路(、埋め立てられたような形跡があった。
穴の大きさ
内部の様子。わかりにくいけど奥へと繋がっている
こんな洞窟がこのあたりにはいっぱい。
ただし、地面がすべるので登るのがすごく危険!
何かのセレモニー跡
その奥に細い通路
このあたり一帯は、巨大地下通路でつながっているかもしれない。
2009.10.17 Saturday
4番目の地下への入り口 月の神殿
私は、第四の秘密の地下道への入り口の情報を求めて、待ち合わせの場所に行った。
「もし、危険なヤツだったら、この予定は中止しよう。」
そんな風に思っている矢先、ジャンキーな感じの男の人が近づいてきた。
何度かすれ違いざまに、あいさつをかわしたことがあった。
だけど、見た感じやばそうだったし、関わらないほうがいいと思い避けていた人物。
彼が隣に座ってたわいもない世間話を始めた。
そこへ、数分後待ちあわせの人物がやってくる。
しかも隣にはヤンキーを連れている。
(この計画やめようかな。危険がいっぱいだ!)
とりあえず、確認してみる。
「第4の地下道への入り口をしってるんだよね。」
「僕はしらないんだ。なんとなくしか。。。」
え〜!私はてっきりこれからそこへ向かおうとしていたのに!
なんのために、ここにきたのよ。
そしたら、隣にすわってきたジャンキーが言う
「知ってるよ。」
「!!!!」
最初は嘘なんじゃないかとうたがっていたけど、どうやら彼は本当に地下通路をしっているらしかった。
急遽、その彼も、私達に合流してその場所を案内することになった。すごく感じの悪いヤンキーはその話に興味がなかったようで帰って行く。
(少し危険なリスクが減った。)
私達はクスコから徒歩1時間ほどはなれた所にある、秘密の地下道へと向かう。
それはクスコ近郊に知られるの地下通路の第4の入り口。
一つはサントドミンゴ教会。
二つ目はセクシーウーマンの遺跡の短い地下通路
三つ目は大きな石の下に眠る、今はクローズされた地下通路への入り口。
第四の地下通路の道の一つはセクシーウーマンの遺跡の下へと続いているらしい。
そして、私達は一時間ほど息を切らせながら歩き、月の神殿へとたどりついた。
大きな石の中に洞窟の入り口。
動物の内部には、蛇、ピューマ、コンドルの3つの世界を意味するアニマルが彫刻されている。
そして洞窟に差し込む光の形はリャマ。
その内部にはたくさんのスピリット達。
そして部屋の奥に満月の形をした台座が現れた。
ここでかつてインカの人々は満月の晩になると、セレモニーを開いた。
それは新たなる誕生のセレモニー
妊婦はこの台座にすわり、真上から降り注ぐ、満月の聖なる光を浴びたのだろうか?
ここは女性のための神殿。
その満月の台座の真上からは神聖なる光が差し込んでいた。
この穴を通り抜けて差し込む満月の光は、妊婦のおなかへ差込み、きっと聖なる月の子が誕生したのだろう。
このセレモニーのあと、妊婦は天空の城、マチュピチュへ向かったそう。
そして、私達は静かな誰もいない岩場へたどりつく。
この場所は神聖な儀式でつかわれていたようで、リャマなどの生贄のための台座や、日時計などがあった。
そして生贄の台座の下に地下通路への秘密の入り口を発見。
やはりこの入り口から挑む、巨大地下迷路も、多くの行方不明者がでているらしく、この場所を知る、地元のペルー人でさえ近づかない。
だけど私は見た。穴の中の入り口は今、ポッカリと開いている。
ここに巨大な謎に満ちた未知の通路が広がっていると思うとワクワクした。
その秘密の入り口を知るヒッピー達は言う。
「あの地下通路はすごく大きくってすごくデンジャラス。帰ってこれなくなるから挑んではいけない。たくさんの行方不明者がでている。ある人は地下通路の中で昔のインカのスピリットやゴーストに出会った」
私は、日を改め、この場所に再び来ることにした。
「もし、危険なヤツだったら、この予定は中止しよう。」
そんな風に思っている矢先、ジャンキーな感じの男の人が近づいてきた。
何度かすれ違いざまに、あいさつをかわしたことがあった。
だけど、見た感じやばそうだったし、関わらないほうがいいと思い避けていた人物。
彼が隣に座ってたわいもない世間話を始めた。
そこへ、数分後待ちあわせの人物がやってくる。
しかも隣にはヤンキーを連れている。
(この計画やめようかな。危険がいっぱいだ!)
とりあえず、確認してみる。
「第4の地下道への入り口をしってるんだよね。」
「僕はしらないんだ。なんとなくしか。。。」
え〜!私はてっきりこれからそこへ向かおうとしていたのに!
なんのために、ここにきたのよ。
そしたら、隣にすわってきたジャンキーが言う
「知ってるよ。」
「!!!!」
最初は嘘なんじゃないかとうたがっていたけど、どうやら彼は本当に地下通路をしっているらしかった。
急遽、その彼も、私達に合流してその場所を案内することになった。すごく感じの悪いヤンキーはその話に興味がなかったようで帰って行く。
(少し危険なリスクが減った。)
私達はクスコから徒歩1時間ほどはなれた所にある、秘密の地下道へと向かう。
それはクスコ近郊に知られるの地下通路の第4の入り口。
一つはサントドミンゴ教会。
二つ目はセクシーウーマンの遺跡の短い地下通路
三つ目は大きな石の下に眠る、今はクローズされた地下通路への入り口。
第四の地下通路の道の一つはセクシーウーマンの遺跡の下へと続いているらしい。
そして、私達は一時間ほど息を切らせながら歩き、月の神殿へとたどりついた。
大きな石の中に洞窟の入り口。
動物の内部には、蛇、ピューマ、コンドルの3つの世界を意味するアニマルが彫刻されている。
そして洞窟に差し込む光の形はリャマ。
その内部にはたくさんのスピリット達。
そして部屋の奥に満月の形をした台座が現れた。
ここでかつてインカの人々は満月の晩になると、セレモニーを開いた。
それは新たなる誕生のセレモニー
妊婦はこの台座にすわり、真上から降り注ぐ、満月の聖なる光を浴びたのだろうか?
ここは女性のための神殿。
その満月の台座の真上からは神聖なる光が差し込んでいた。
この穴を通り抜けて差し込む満月の光は、妊婦のおなかへ差込み、きっと聖なる月の子が誕生したのだろう。
このセレモニーのあと、妊婦は天空の城、マチュピチュへ向かったそう。
そして、私達は静かな誰もいない岩場へたどりつく。
この場所は神聖な儀式でつかわれていたようで、リャマなどの生贄のための台座や、日時計などがあった。
そして生贄の台座の下に地下通路への秘密の入り口を発見。
やはりこの入り口から挑む、巨大地下迷路も、多くの行方不明者がでているらしく、この場所を知る、地元のペルー人でさえ近づかない。
だけど私は見た。穴の中の入り口は今、ポッカリと開いている。
ここに巨大な謎に満ちた未知の通路が広がっていると思うとワクワクした。
その秘密の入り口を知るヒッピー達は言う。
「あの地下通路はすごく大きくってすごくデンジャラス。帰ってこれなくなるから挑んではいけない。たくさんの行方不明者がでている。ある人は地下通路の中で昔のインカのスピリットやゴーストに出会った」
私は、日を改め、この場所に再び来ることにした。
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